結婚式で結婚指輪をのせる小さなクッションを
リングピローといいます。
リングピローにはリボンがあり、指輪を結んでいます。
今回はリングピローとリボンのつながりについてご紹介します。
古代ヨーロッパでは、自分たちを一つに結ぶ約束を
リボンや縄で表現していたといわれています。
紐(knot)は、結束のシンボルとされており、
knotを使った英語の熟語「tie the knot(紐を結ぶ)」は
「結婚すること」を意味しています。
指輪は、かつては商取引の約束の際にも使われていました。
その貴重性から結婚の取り決めにも使われるようになりました。
自分の財産ともいえる指輪を花婿が花嫁へ贈ることで
愛の誓いを示したといわれています。
その後、指輪とリボンの二つの習慣が
指輪交換の儀式となって現在まで続いてきました。
それがリングピローに表れています。
「結束」を表すリボンをリングピローに飾り、
そのリボンが「誓いの証」である指輪を結んでいます。
「誓いの証」の結婚指輪をリボンで結んで
お二人を一つに結ぶことは
とても素敵な考え方だと思います。
リングピローを手作りなさる際には
ぜひお二人の好きな色のリボンを
飾られてみてはいかがでしょうか。